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2024年度 第一種技能 複線図 NO10
公表されたNO10の単線図
第一種電気工事士 公表問題 NO10の複線図
施工条件:電圧計はT相とR相間に接続する(2019年度出題)
変圧器の接続はVT結線図が記載されるのでR相S相T相の接続を図面に従って書く
また、VCB開閉表示灯回路の展開図も記載されますので、その図面に従って複線図を書いていくようにします。
複線図を書く時にはVCB開閉表示灯展開図をもとに
1)緑ランプ、赤ランプにはまずS相の白線が(C)に接続されています。
2)緑ランプ(b)からどの端子に繋がっているかと言うとb2です。
3)赤ランプ(a)からどの端子に繋がっているかと言うとa2です。
4)電圧計は施工条件によりT相とR相に並列に接続します。
上記複線図はジョイントボックスでいったん接続していますが、端子番号通りに接続されているのが分かるでしょう。
なお、a1とb1はT相(黒線)に接続されています。a1とb1の間に渡りを入れて書きます。
2024年度NO10を電工女子が作成している動画
別想定 電圧切り替えスイッチが省略され各相間の電圧を測定する
施工条件<R相とS相間の電圧測定>2020年令和2年出題
VCB補助接点の電源はT相からとるようにする
赤ランプ(a)と緑ランプ(b)と補助接点への結線は同じです。
電圧計は施工条件によりT相とR相に並列に接続します。
施工条件 <T相とS相間の電圧測定>
VCB補助接点の電源はR相から
別想定の場合も必ず展開接続図が記載されるので確認しながら複線図を書くようにしましょう。
電圧計切替スイッチVSがある場合の複線図
一番右側に書かれているVSがある複線図
施工条件に注意
今後、VSがある施工条件は少なくなっていくものと思われます。昨年出題されたものは施工条件として「電圧計をT相、R相間に接続する」というものでした。今年も同じ条件かもしれませんが、「R相とS相間に接続」や「S相とT相間に接続」もあり得ます。
条件を把握しつつ、複線図を書けるようにしておきましょう。
下記動画はVS切替スイッチがある場合のものです。