第一種電気工事士技能試験での欠陥事例
目次
第一種電気工事士技能試験での欠陥事例
平成29年度より試験センターが公開した欠陥事例がある。
2種と共通のものはここでは省いています。
一種の公表問題で出てくる作業において試験センターが公開したものを取り上げています。
※使用している写真は試験センターより※
配線方法における欠陥
これは結線図に基づいて配線を行うということです。
電気的には問題がないとしても施工条件で配線方法が指定される場合がそれにあたります。
いくつかの公表問題の施工条件でも共通していますがセンターが掲示したものはこのようなものです。
この配線図は今年の(2017年度)のNO2の高圧部分のトランスを2台組み合わせての配線図です。
当然T1とT2を左右入れ替えることは条件違いになります。
さらに電気的には問題ない結線は1次側(KIP)のT2のu端子にKIPを接続、および2次側のT2のu端子に白線を接続しても電気的には問題がないといえます
電気的には問題がないので合格するは間違いです。
そこでセンターははっきりとその違いを見てもらうために写真で説明しています
配線図通りに結線するなら
KIP線はT1のV端子に
白線はT1のv端子に
接続するなら配線図のように結線したことになる。
この場合の条件は 変圧器代用の端子台は、図に従って行うこと です。
電線相互の接続における欠陥例
電線相互の接続についてなるほどと思わせたのが次の条件に相当するものです。
「ジョイントボックス部分を経由する電線は、その部分ですべて接続点を設ける」というものです。
欠陥例を初めて見てこんな風に接続する人もいるんだと改めて見直しました。
写真で分かるように接続しないで取り付けても確かに電気的にはOKですが、施工条件の接続点を設けるから逸脱していますからこの場合も欠陥とみなされ不合格となってしまいます。
欠陥事例は2種共通のものも把握しておきましょう。
平成29年度からは第一種における採点が大幅に変わることが予想されます。
今までは一種にはA欠陥、B欠陥、C欠陥などと3段階に分かれていました。これは軽欠陥のようなものが3つあっても合格していたのですが、2種でもその軽欠陥が欠陥となってしまいましたので、1種でも同じように欠陥があれば不合格となってしまいます。
ですから欠陥事例は2種共通のものも把握しておかないと技能試験合格に合格することができないでしょう。2種共通の欠陥事例は試験センターから公開されていますが、当サイトの姉妹サイト第二種電気工事士|技能試験対策|少人数制実技講習会実施の【ECQ】でも写真付きで欠陥事例を掲載していますので是非ご覧ください。
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