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2024年度 第一種技能 複線図 No2
公表されたNO2の単線図
第一種電気工事士 公表問題 NO2の複線図
200Vは変圧器二次側のu-v端子間に接続する
施工条件に色別の指定、またu相とv相の被覆の色合わせの指示がないかを確認する。指定がある場合にはそれに従う
上記複線図は、200Vの取り出しの色指定はないものとし、uを黒、vを白にしました。
100Vは変圧器二次側のuーO端子、またはv-O端子間に接続する。
非接地側(黒線)の取り出しに指定がある場合はそれに従います。
上記複線図は、100Vの非接地側をu相から取り出しています。
3路スイッチは切り替え機能として使用している
ここで使用している3路スイッチは、いわゆる3路スイッチ2個を組み合わせた2か所で照明を入り切りするスイッチではなく、O端子を起点として端子番号1への回路と端子番号3への切り替えをする機能のためのものです。
ランプレセプタクル回路の展開図が複線図のカギ
この問題の複線図を書くにはランプレセプタクル回路の展開図がカギとなってきます。
施工的には短時間でできるものの、複線図でかなり時間を使ってしまうことのある問題です。それでその展開図をまず見てみる。
ここで注目したいのは、ランプレセプタクルがどことつながっているかです。レセプタクルには接地側(白線)が片方に接続されています。レセプタクルから出てきた反対側の線は、切り替えスイッチのO端子に繋がっています。この部分を先に書いてしまいましょう。
実際には、レセプタクルからの黒線は途中のジョイントボックス内で接続されるので、接続後O端子までの色は赤か白のどちらかになります。上の複線図では白にしています。
上の複線図と展開図の切り替えスイッチの端子番号1に切り替わった時は自動点滅器経由でレセプタクルが点灯します。
切り替えスイッチの端子番号3に切り替わった時は手動のタンブラスイッチ経由でレセプタクルが点灯します。(渡り線を忘れずに・・。渡り線がないと点灯しません)
切り替えスイッチの複線図は他にもあるようですが、点滅器(スイッチ)に非接地側(黒線)をつなぐという基本的な施工条件を満たすには上記の接続方法が望ましい。
2024年度の変圧器が右側にある想定のNo2を高3女子が作成している
公表問題NO2の器具配置の入れ替えによる複線図の変更に注意!
2024年度に実際に出題されたNO2の複線図 変圧器が右側に変更
公表されたものとは違う位置に配置された問題の複線図
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