第一種技能の概要
第1種電気工事士の資格は一般用電気工作物(2種)と共に
500KW未満の自家用電気工作物までを対象とする国家資格です。
一種の技能試験は高圧から変圧器,、さらに変圧器によって200V及び100Vに落とされた2次側の回路の作成となっています。
2種にはなかった変圧器代用の端子台や計器用変圧器(VT)代用の端子台・変流器(CT)の回路・電磁接触器(MC)と熱動継電器の組み合わせによる制御回路などが新たに加わります。
制御回路に使われる押しボタンスイッチやタイムスイッチ(TS)などの回路やTSと自動点滅器の組み合わせなどの回路も登場します。
一種の技能試験は2種で経験した回路も2次側回路として含まれており加えて上記の変圧器なども含まれるので試験時間は60分となっています。
3路スイッチはタンブラスイッチと組み合わせて切替スイッチとしても使用されます。通常の3路スイッチの使い方とは違うのでよく単線図を確認する必要があります。
パイロットランプはVT回路に赤・緑のランプ組み合わせとして使用されます。
次年度の公表問題にどんな問題が出るかは分かりませんが2種で作った2次側回路も含まれるので練習すれば1種技能にも合格することができます。
2種電気工事士にも共通するVVFなどの剥ぎ取り、リングスリーブ、などはECQサイトで確認できます。
これまでの技能・実技講習会には愛知県は名古屋市をはじめ三重県・岐阜県・大阪府・滋賀県・福井県から1種の取得のために講習会に参加されております。
また、ECQにて第二種の講習を受けて第一種にも講習を受けられる方も多く、ECQのこじんまりした少人数制での講習を活用し励んでおられます。
これから第一種の資格を取得される皆様のお役に立てれば幸いです。